2011年5月21日土曜日

本屋さん巡り・・・・書店フリーペーパーを渡り歩く

今日は抜けるような青空。自転車日和。
 
書店好きとしては、ちょっと気になっていた、書店フリーペーパーネタ。
 
有楽町三省堂店(近場だし、ツイート @yrakch_sanseido も面白いし、棚作りも、オススメもいい感じなのでよく行く)の『ブンブンコ通信』(文庫棚担当者のブンブンコさんが書いているらしい)と、丸善ラゾーナ川崎店(初めて、家から約10kmで多摩川なので、越えればすぐ川崎、ツイートは最近フォロー @maruzenkawasaki したけど、これまた面白い)が、書店フリーペーパーを交換して、両方置いているとのこと。
 
これは、両方に行ってもらいに行かねば(片方で両方もらえるのに、ここは、自転車星人的な短絡思考なのでご容赦)!
 
で、行ってきた。
 
ひたすら国道15号を南下。天気がいいわりには、空気が乾燥していて、走っていて気持ちいい。
時々レーサーやマウンテンバイクに抜かれるとスピードが上がるが、基本、のんびり巡航。
  
昼前に川崎駅西口を大規模開発(たしか大きな工場跡地)した、ラゾーナ川崎というショッピングモール。広い。
 
丸善ラゾーナ川崎店さんも、ワンフロアで広い。
特集コーナーやオススメ本が随所にポイントがあって、飽きない。
 
で、フリーペーパーをゲットしました。

[最近こんなの読みました(丸善ラゾーナ川崎店)/ブンブンコ通信(三省堂書店有楽町店)]

◆『最近こんなの読みました』
基本、丸善の書店員さんが、読んで面白かった本を紹介する、「書評じゃなくて読書日記」とのこと。
確かに、書評というよりも、書店員さんの本への思いが伝わってくる冊子。

私も最近読んだ、有川浩『県庁おもてなし課』(角川書店)、小川洋子『人質の朗読会』(中央公論新社)が紹介されていて、嬉しかったな。

『人質の朗読会』、いい本です。造本も、装丁も、そしてストーリーも、文章も美しいです。ハッピーエンドではないのですが、あたたかい気持ちになるのはなぜだろう。
 
で、丸善さんでは、この冊子とは関係なく、『家守綺譚』を読んでファンになった梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』(新潮文庫)を購入(このあとの旅程を考えて、ハードカバーは避けたというのも)。
 
◆『ブンブンコ通信』
こちらは文庫限定。ブンブンコさんと、文庫姫さんが書いている文庫限定の紹介フリペ。4ページ。
ブンブンコさん、店内のあちこちにも地雷(POP)を・・・森見登美彦『恋文の技術』(ポプラ文庫)の恋文のようなPOPを読んで、ついつい手に取る。目次、最初のページから、あ、これは買わないと後悔しそうな・・・既に地雷を踏んでいる感じ。
 
三省堂さんでは、『恋文の技術』と、杉田圭『うた恋。2』(メディアファクトリー)を購入。
 
そのあと、同じ有楽町の交通会館に入っている、むらからまちから館(全国の地域産品を売っているお店)で、宮城県産のずんだ大福を購入して帰宅。
 
本について、もうひとつ。
 
ウンベルト・エーコ/ジャン=クロード・カリエール『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』(阪急コミュニケーションズ)を読み終えた。
 
普段速読派で、薄手の文庫なら30分。200ページくらいの単行本も1時間(電車通勤のとき、往復)くらいで読むのだが、これは、あまりにも造本が美しすぎて、買うかどうか迷って1ヶ月、読み始めるのに1ヶ月、さらに、毎晩ちょっとずつ読んで、ようやく読み終えた。
 
言うまでもなく、著者ふたりは、紙の本が絶滅するなんて思っていない。
が、電子化、図書館、焚書、選書、蔵書の意味、本に関わるあらゆる話題を縦横に駆け巡る。
 

[『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』、重厚な装丁、小口、天地の三方の深い青、美しい本はいいねえ]
ちなみに、バックに映り込んでいる本は、未読本。買ってきたらカバー(書皮)を掛けてもらって、読み終わったら外すことにしている。ここに写っている数冊+αで、十冊ちょいかな(思ったより少ないつもり)。
 
あんまり未読本を溜めないように、というよりも、おこづかいにも本棚スペースにも限りがあるので、これでも、本を買うのをセーブしてるのだ。
あ、『Marketing Management 12e』(英語版です)もまだ読み終わってないや。2年前くらいまで、ぼちぼち100ページくらい読んだんだけどな(まだ1/7だ・・・・)。
 
 
★今日の練習:自宅→川崎→有楽町→自宅(多少うろうろした分を入れて、80kmくらい)
 
☆今日のお茶:八女茶にずんだ大福。うまかった。
 

1 件のコメント:

  1. 続報:この本『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』が、造本装丁コンクールで文部科学大臣賞とのこと(物としての本づくりの世界では日本最高の賞)。自分が好きな本が評価されたということは、単純にうれしい。

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