2011年9月2日金曜日

ツール・ド・本屋さん1・・・・鶴見の船長オススメの『ボーナス・トラック』

先日8/30の自転車の小旅行、ツール・ド・本屋さん(→前回「ツール・ド・本屋さん」参照)、10店舗回る予定を雨天のため7店舗しか回れませんでしたが、非常に濃い旅でした。

夏休み中なので、ちょっとずつご報告していきます。

ルールのおさらい
  • 訪れた町で、1店舗、事前に選んだ本屋さんに寄る。
  • 同じ系列店はかぶらないようにする。
  • その店のオススメ本を1冊買う。(重量の関係で、文庫、新書、コミックスに限定)

予定のコース
  1. 鶴見:bookport203 鶴見店
  2. 桜木町:紀伊國屋 横浜みなとみらい店
  3. 鎌倉:たらば書房
  4. 藤沢:有隣堂 藤沢店
  5. 海老名:三省堂 海老名店
  6. 多摩センター:啓文堂 多摩センター店
  7. 立川:オリオンパピルス*
  8. 吉祥寺:BOOKSルーエ*
  9. 阿佐ヶ谷:書原 阿佐ヶ谷本店*
  10. 渋谷:SHIBUYA TSUTAYA
* 結局、雨がひどくなり、7~9 は今回はあきらめた。


旅の模様は、ツイッターで #ツールド本屋さん で実況報告していたので(もしくはtwilogで8/30~31あたりを見てね)、買った本と本屋さんのご紹介など、読後感も合わせてご報告。

自宅を出て、国道15号を快調に南下。晴れていい天気。ちょっと蒸し暑い。


【1店舗目:鶴見:ブックポート203 鶴見店】
店舗サイト:http://www.inoue-kouzai.co.jp/book.html
公式ツイッター:@bookport

国道15号沿い、東京からは、鶴見橋を渡ったすぐのところ。帆船を思わせる白い外装。上記サイトが井上鋼材となっているように、いわゆる異業種参入店舗ではあるが、長く地元に根付いたお店。系列の栗平店にもうかがったことがあるが、敷居が高くない町の本屋さんでありながら、オススメ本がはっきりした、意志を感じるお店。国道15号を巡航する自転車星人には、格好の港。

POPにも工夫があって、コーナー分け、作家別陳列がわかりやすいサイン、オススメやフェアに意志を感じる陳列、POPも版元支給のものと手描きをうまく活用しながら、探しやすさとオススメをうまく伝えている。

本を愛する熱血店長さんとは、以前からツイッターなどで知っており、以前お店にもうかがったことがある、2度目の訪問。

入るとすぐ、オススメ本コーナー。店長一押しの『ジェノサイド』の大量陳列。以前、新聞の書評で、神奈川の書店員さんなどのツイートで人気に火がついたとの紹介があったが、そのしかけ店舗のひとつ。(でも、単行本だし、重量を考えて断念)


【購入した本】
で、熱血店長さんにオススメを聞いてみた。と、案内してくれたのが、「店長の勝手にオススメコーナー」。棚ひとつ分、一冊ずつ熱く語れる本をセレクトしている。
読書傾向についてひとしきりヒアリングしたあと、薦めてくれたのが、『ボーナス・トラック』。

[越谷オサム『ボーナス・トラック』(創元推理文庫)]

幽霊と会社員が・・・というあらすじ紹介は無粋なのでやめておくけど、そうだなあ、森絵都『カラフル』と、藤田和日郎『うしおととら』、映画の『TAXI』みたいなストーリー(わけわからん紹介でもうしわけない)・・・衝撃で重苦しいオープニングから、ちょっと拍子抜けするほどの軽さ、ファンタジックでちょっとだけ手に汗握って、あたたかい読後感、素敵なお話です。

ファンタジーノベル大賞受賞作、で、デビュー作。デビュー作にしてこの構成力、読ませる力。ファンタジーかつミステリーで、ちょっとだけサスペンスな、すこし不思議(Sukoshi Fushigi)な物語。

面白い。
ちなみに、作者、越谷オサムさんは、越谷在住(この作家さんは、また後で登場します→「ツール・ド・本屋さん6」参照)。ペンネームもそこからかな。舞台は地元っぽい感じ(以前、隣町に住んでいたので)。

店長、オススメありがとうございました。
ラムネ、ごちそうさま。ジリジリと暑くなってくる中、懐かしい甘さが沁みました。

自転車で1時間弱なので、休みの日にはときどき行けるかな。
またお邪魔しますね。

次は、横浜、紀伊國屋書店 横浜みなとみらい店(→続きは「ツール・ド・本屋さん2」参照)

2011年8月21日日曜日

ツール・ド・本屋さん・・・・そこに本屋さんがあるから

久しぶりの更新です・・・・まだ夏休みを取れていない やがた です。

夏休みは、家に文鳥様がいたりするので、遠出の旅行はできず、日帰りで自転車ツアーを予定中。
名付けて、ツール・ド・本屋さん

●ツール・ド・本屋さんのルール
  1. 事前に複数の書店を選定する。
  2. 一つの街に一つの書店とする。
  3. 同じ系列店を二つ選ばない。
  4. 必ず、一冊本を買う(そのお店のオススメを選ぶ)。
  5. 購入後、その街の喫茶店などで休憩し、数ページでも読む。
  6. 次の街に移動。
●今回のコース
  1. 鶴見:bookport203 鶴見店
  2. 桜木町:紀伊國屋 横浜みなとみらい店
  3. 鎌倉:たらば書房
  4. 藤沢:有隣堂 藤沢店
  5. 海老名:三省堂 海老名店
  6. 多摩センター:啓文堂 多摩センター店
  7. 立川:オリオンパピルス
  8. 吉祥寺:BOOKSルーエ
  9. 阿佐ヶ谷:書原 阿佐ヶ谷本店
  10. 渋谷:SHIBUYA TSUTAYA
行った先の本屋さん、汗だくで、自転車ウェアのオジサンが現れても、邪険にしないでくださいね(笑)

この自転車で、
[パリジェンヌ2号:24年モノの愛車]

このウェアで行くつもり。

[チーム パオパオビールのジャージ]
黒田硫黄『茄子』(講談社)を原作として作られた、DVD『茄子 スーツケースの渡り鳥』主人公が着るジャージ。


合計、ざっくりで160kmくらいかな。
それぞれ、特徴があって、がんばってる本屋さん。
本選びと休憩を考えると、けっこう一日いっぱいいっぱいかも。

日程未定だが、おそらく、8/31か、9/1頃を予定。

途中、本選びで迷ったり、お茶の時間で本に読みふけってしまったりすると、後半、阿佐ヶ谷、渋谷はパスしてもいつでも行けるからよいことにしよう。

行ったことがある本屋さんは、鶴見、海老名、阿佐ヶ谷、渋谷、あとは、ツイッターやブログで知り合った方のオススメや情報に基づいて選択。
何人か、ツイッターつながりの知人も(お会いしたことのない方も)。

特に参考にしたのは、『空犬通信』(→こちらのサイト参照)。書店ブログでは、並ぶもののない、書店愛にあふれたブログです。


こんなツアーに行くんだ、と、会社で言ったら、だれもうらやましがってくれない。
何で?という声が多い。

自転車の旅には目的は求めてはいかん。その過程を楽しむのだ。
しかも、街々に本屋さんがあって、喫茶店もきっとあって、うまいコーヒーと本がある。きっと幸せに違いない。あえて言うならば、そこに本屋さんがあるから・・・・

・・・・ので、むなしく一人で吠えてみる「どーだ、うらやましーだろう」・・・・

(今日はその書店選定と、自転車のメンテナンス。バーテープを巻き直したりしていたが、途中巻きそこなって巻き直し・・・・真っ白なバーテープだけに、汚れが目立つ。無念。今度はあきらめて濃い色にしようかな・・・・)

では、ツール・ド・本屋さんの旅(→次回「ツール・ド・本屋さん1」参照)をお楽しみください。

2011年7月6日水曜日

久しぶりの自転車活動・・・・罠にはまった

夕方、風が涼しくなったので、久しぶりに自転車活動・・・・ところが、思わぬ罠に。
 
自転車はお買物自転車だが、タイヤはロードレーサー(詳細はこちら→世界一速いお買物自転車「パリジェンヌ2号」公開(2) - ロード機能 - ホイール編)、歩道を走るのは危険だし*、車道の歩道寄りを左側通行。ところが、日本の道路は自転車のためにできてない。路側部分は、だいたい凹凸が激しいし、側溝の蓋も危険。普段は気を付けているのだが、ちょっと油断した。
 
* 都内だと自転車歩道通行可能となっているところが多いが、あくまでも原則軽車両なので車道、歩道も通ってもいいけど、歩行者優先でゆっくり通ってねというのがルール。
 
左車線を走る自動車との間隔がなかったので、歩道ギリギリを走る。路側部分の側溝には蓋があるが、苦手なグリルタイプ。ちょうど、幅がタイヤがすっぽり入る。もちろん、普通は溝状ではなく、横棒が通っていて、多少がたつくが、すっぽり落ち込むことはない。


[絵を描くのが面倒だったので、溝の本数減らしてますが、こんな感じ]
上面図で、ちょうど、溝の太さとタイヤの太さの関係がおわかりですね。
が、横棒の上を、多少ガタガタと通過できるはずだった。

ところが、強い衝撃。
溝の縁にガツンと当たった感覚。
 
数メートル走って、タイヤはフラットに。パンクだ。


[排水溝の角に強打/グリル状の蓋の横棒が錆びて落ちていた:上図]
[多少のガタガタで通過/正常な蓋、沈み込みはタイヤが吸収:下図]
 
黄昏前、多少路面は見えにくかったとはいえ、まだ明るい時間。見えてたのに、観ておらず。無念。
こんなところに罠があろうとは。
 
気を付けよう。側溝蓋と、路面電車の線路。
 
新品とは言えないけど、まだ500kmくらいしか走ってないはず。タイヤの在庫はないし、修理は週末だな。交換しやすい前輪だったのと、普通に停車できたのでケガもなかったのが、不幸中の幸い。
安タイヤとはいえ、3000円くらいの出費/買い出しを含めると2時間くらいのロス。
 
リムやスポークにダメージが行ってないことを自転車の神様に祈るばかり。
(36穴のチューブラーリム=しかもMAVIC GP4=なんて、今やレアモノなのでね)
 
【追記】あ、明日から東京国際ブックフェア&国際電子出版エキスポ。本好きとしては楽しみなイベントだけど、会社でも出展しているから、ちょっとは仕事モードで行かねば。

2011年6月26日日曜日

最密充填問題・・・・本棚の悩み(闇)は深い

数学には最密充填問題というのがある・・・・例えば、無限の空間にたくさんの球体を入れるときに、ピンポン球を上下左右前後きっちり詰めたときよりも、まずは、球体を蜂の巣のように六角形とみなして平面を埋め、次の段は、ちょっとずらして、そこでできた三角形のくぼみの部分に埋めていくように詰めた方がたくさん入る*。
 
* どういう詰め方が最密なのかを証明するのはけっこう難しいらしく、平面に円を充填する円充填問題では、ハニカム構造(六角形)が最密なのは証明されいているが、上記の方法が、球体の充填について本当に最密なのかは、未証明らしい。(→詳しくはWiki先生に聞いてね
 
現実問題においては、空間が無限ではないので、冷蔵庫の棚にジャム瓶をいくつ詰められるかは、ジャム瓶の直径と、棚の幅や奥行きで、六角形方式か、正方形方式か、最適な充填方法が変わる(実体験に基づく実験の結果であり、当家の冷蔵庫での最適が証明されているわけではない)。
 
本の場合、もうちょっと複雑である。
まず、サイズが違う。文庫も新書も、ハードカバーもあって、新書やコミックスは微妙に高さが違ったり、もちろん、厚みも違う。
 
さらに、考慮すべきは、見つけやすさ。スペースを最大限利用するために、本棚は、前後に使うのが基本。奥側に入った本は、当然見つけにくい。シリーズ物については、面に出ている部分と、奥の列を連続させておくことで、裏にある本を容易に想像できる。
 
ジャンルもそろえたい。関連する本は近くに置きたい。
 
大まかには、
・文芸単行本
・コミックス
・ビジネス/仕事関係
・社会学書/歴史・考古
・数学/生物学/その他学際書
・SF(といってもスター・ウォーズとスター・トレックの不完全な一式)
・ミステリーとファンタジー(これも、ホームズとトールキンの不完全な一式)
・歳時記(これで一棚ある)
・語学書、英語の本
・料理・お茶(お茶星人ですから、これも一棚分)

本じゃないけど
・音楽CD
・アルバム・将棋盤(三寸盤なので、大型本の並びがちょうどよかった)・小型のライトテーブル(最近、デジカメなので登場場面は、昔のポジを眺めるときくらい)
・・・・

というところを、サイズと、ジャンルと、読みやすさを考慮して適宜配置する。高さが揃うと、上にも少し入る。


[苦闘の末の、とりあえず、ほぼ最密充填状態]
他の棚はここまできっちり最密じゃないところもあります。
 
上段は、好きな作家シリーズ単行本:小川洋子さん、小林恭二さん、夢枕獏さんなど・・・
・・・『朗読者』と『人質の朗読会』を並べているあたりに、ちょっとしたこだわり。
・・・『陰陽師』シリーズ近刊の奥には、旧刊が入っている。

その下は、新書(わりと社会学/歴史系が多い)。本好きの本(『朗読者』つながりで、『図書館戦争』とか、『今日の早川さん』とか、松岡正剛さんの一連の本とか、ちょっと下には『花もて語れ』も)、奥側は辞書(最近、電子辞書の利用が多く、紙の辞書を引っ張り出す頻度は少ない)。
 
実は、各棚の上奥には、もう数冊入るスペースがあるが、そうすると、奥の下の本を出すのが一苦労なので、最密充填とは言えないけど、まあ我慢。
 
こんな感じに詰めると、続刊中のシリーズとか、増えるたびにちょっとずつ移動しないといけない。
例えば図書館戦争、別冊シリーズがあと2巻出るので、そしたら、下の薄手の諸星大二郎と藤田和日郎のコミック文庫を『うしおととら』の棚に移動だな、で『銀のスプーン』を料理/お茶関係の棚に・・・・。
『陰陽師』の次が出たらどうするかなあ。
 
本棚になんとか収めるという意志を持って、なんとかやりくりすると、棚の配置って面白い。
 
 
最近本屋さん巡りをしていると、棚に込められた意志が感じられる本屋さんは行ってて楽しい、本棚と対話ができる(でも、真剣さが伝わってくるだけに、ゆるく、ぶらぶらできない)。
さらに、本屋さんには、売る、と、在庫管理するというミッションもあるので、それはそれは大変だろうな。
 
配本されたからとりあえず並べた、というゆるい本屋さん(残念ながらそういうところも多い)は、ある意味何も考えずに済むから、安らぐなあ(笑)
 
ということで、ちゃんとした本屋さんに週3~4回(1回で数軒の場合もあるので、延べ回数では、1日平均1軒くらい)、ゆるい本屋さんには息抜きで週1回くらい行ってます。
 
こうなると中毒だね(笑)。
 
素敵な本屋さんを応援したい。
(だけど、本棚がこんな状態なので、そうそう買えない悩みもあるのだが・・・・)

2011年6月18日土曜日

寒天を煮溶かすように・・・・『凍りのくじら』

青梅でジャムを作った。
作成工程は「大変だった」の一言*で終了。
 
* さすがにそれではさびしいので、余計な解説:青みを残し、なおかつあく抜きをするために、水にさらすこと一日、二度ほどゆでこぼし、まだ青いうちに(硬い)身を剥き、種の回りの果肉も惜しいのでこちらは軟らかくなるまで煮て裏ごし、青みの残る身に砂糖を適当に加えながら煮込み、全体に軟らかくなったらかき回して実をほぐす。で、甘さととろみを見ながら残りの砂糖をざーっと加えてできあがり。
 
[青梅ジャムのできあがり]
中瓶=400cc、小瓶=256cc
 
[家族や友人に贈るのに梱包]
いちばんたくさんあった梱包材が各種ブックカバーだった(笑)。
 
で、ちょっと大人の味。
寒天で固めるとおいしいかなと、寒天を煮溶かす。
 

[じっくり弱火で、焦げ付かないように時々かき混ぜながら]
溶けかけの寒天は、固まりかけた流氷のよう。
 
寒天を煮溶かしながら、辻村深月『凍りのくじら』(講談社文庫)を読んだ。
というよりも、何ヶ月か前に買って、少しずつ読み進めていたもの。
 
ところが、なんだかつらい。周囲に適応できない、女の子が主人公。共感が難しく、読んでいて辛い。
で、読みかけのまま、しばらくベッドサイドに置いていた。
 
溶けかけの寒天は流氷みたいだ。
流氷の中で抜け出せずに苦しむ鯨のシーンから始まるこの小説を、改めて手に取った。
 
粉末の寒天とは違って、棒寒天を溶かすには時間がかかる。弱火で温めながら、沸騰しないように気を付けて、少しずつ溶かしていく。底が焦げ付いたりしないように、均一に火が通るように時々かき混ぜる。なめらかに溶けるにはけっこう大変。
 
『凍りのくじら』を一節読んでは、鍋をかき混ぜ、もう一節読んでまた鍋を・・・・。
寒天が少しずつ溶けていく間、ストーリーが動き出し、やわらかく、あたたかくなっていく。
 
エピローグの手前までたどり着くのと、寒天がなめらかに溶けるのとは、ほとんど同時。
いったん、本を置いて、青梅ジャムを投入してよくかき混ぜ、ボウルに少しずつ注いで、固まってきたらもうひとすくい。
  

[青梅の寒天寄せのできあがり]
青みが残って、ちょっといい感じ。
あら熱が取れたら冷蔵庫へ。
 
で、本に戻って、無事にエピローグを読み終えた。
 

[辻村深月『凍りのくじら』(講談社文庫)]
背表紙がドラえもん色なのは、偶然かなあ。
 
素敵な、すこし不思議な、お話でした。
読み終えてよかった。
 
章のタイトルが、ドラえもんのひみつ道具になっている、ドラえもんリスペクト本。
ドラえもん好きにも読んでほしいけど、なによりも、何となく居場所のない気がしている人に読んでほしい。
 

2011年5月21日土曜日

本屋さん巡り・・・・書店フリーペーパーを渡り歩く

今日は抜けるような青空。自転車日和。
 
書店好きとしては、ちょっと気になっていた、書店フリーペーパーネタ。
 
有楽町三省堂店(近場だし、ツイート @yrakch_sanseido も面白いし、棚作りも、オススメもいい感じなのでよく行く)の『ブンブンコ通信』(文庫棚担当者のブンブンコさんが書いているらしい)と、丸善ラゾーナ川崎店(初めて、家から約10kmで多摩川なので、越えればすぐ川崎、ツイートは最近フォロー @maruzenkawasaki したけど、これまた面白い)が、書店フリーペーパーを交換して、両方置いているとのこと。
 
これは、両方に行ってもらいに行かねば(片方で両方もらえるのに、ここは、自転車星人的な短絡思考なのでご容赦)!
 
で、行ってきた。
 
ひたすら国道15号を南下。天気がいいわりには、空気が乾燥していて、走っていて気持ちいい。
時々レーサーやマウンテンバイクに抜かれるとスピードが上がるが、基本、のんびり巡航。
  
昼前に川崎駅西口を大規模開発(たしか大きな工場跡地)した、ラゾーナ川崎というショッピングモール。広い。
 
丸善ラゾーナ川崎店さんも、ワンフロアで広い。
特集コーナーやオススメ本が随所にポイントがあって、飽きない。
 
で、フリーペーパーをゲットしました。

[最近こんなの読みました(丸善ラゾーナ川崎店)/ブンブンコ通信(三省堂書店有楽町店)]

◆『最近こんなの読みました』
基本、丸善の書店員さんが、読んで面白かった本を紹介する、「書評じゃなくて読書日記」とのこと。
確かに、書評というよりも、書店員さんの本への思いが伝わってくる冊子。

私も最近読んだ、有川浩『県庁おもてなし課』(角川書店)、小川洋子『人質の朗読会』(中央公論新社)が紹介されていて、嬉しかったな。

『人質の朗読会』、いい本です。造本も、装丁も、そしてストーリーも、文章も美しいです。ハッピーエンドではないのですが、あたたかい気持ちになるのはなぜだろう。
 
で、丸善さんでは、この冊子とは関係なく、『家守綺譚』を読んでファンになった梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』(新潮文庫)を購入(このあとの旅程を考えて、ハードカバーは避けたというのも)。
 
◆『ブンブンコ通信』
こちらは文庫限定。ブンブンコさんと、文庫姫さんが書いている文庫限定の紹介フリペ。4ページ。
ブンブンコさん、店内のあちこちにも地雷(POP)を・・・森見登美彦『恋文の技術』(ポプラ文庫)の恋文のようなPOPを読んで、ついつい手に取る。目次、最初のページから、あ、これは買わないと後悔しそうな・・・既に地雷を踏んでいる感じ。
 
三省堂さんでは、『恋文の技術』と、杉田圭『うた恋。2』(メディアファクトリー)を購入。
 
そのあと、同じ有楽町の交通会館に入っている、むらからまちから館(全国の地域産品を売っているお店)で、宮城県産のずんだ大福を購入して帰宅。
 
本について、もうひとつ。
 
ウンベルト・エーコ/ジャン=クロード・カリエール『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』(阪急コミュニケーションズ)を読み終えた。
 
普段速読派で、薄手の文庫なら30分。200ページくらいの単行本も1時間(電車通勤のとき、往復)くらいで読むのだが、これは、あまりにも造本が美しすぎて、買うかどうか迷って1ヶ月、読み始めるのに1ヶ月、さらに、毎晩ちょっとずつ読んで、ようやく読み終えた。
 
言うまでもなく、著者ふたりは、紙の本が絶滅するなんて思っていない。
が、電子化、図書館、焚書、選書、蔵書の意味、本に関わるあらゆる話題を縦横に駆け巡る。
 

[『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』、重厚な装丁、小口、天地の三方の深い青、美しい本はいいねえ]
ちなみに、バックに映り込んでいる本は、未読本。買ってきたらカバー(書皮)を掛けてもらって、読み終わったら外すことにしている。ここに写っている数冊+αで、十冊ちょいかな(思ったより少ないつもり)。
 
あんまり未読本を溜めないように、というよりも、おこづかいにも本棚スペースにも限りがあるので、これでも、本を買うのをセーブしてるのだ。
あ、『Marketing Management 12e』(英語版です)もまだ読み終わってないや。2年前くらいまで、ぼちぼち100ページくらい読んだんだけどな(まだ1/7だ・・・・)。
 
 
★今日の練習:自宅→川崎→有楽町→自宅(多少うろうろした分を入れて、80kmくらい)
 
☆今日のお茶:八女茶にずんだ大福。うまかった。
 

2011年5月15日日曜日

ジャムとの闘い済んで・・・・いろいろと片付ける

ゴールデンウイークは、ほぼジャム作りで終わった。

実家で取れた夏みかんのマーマレード(酸っぱくて生食にはちょっと苦手)。

山形の知人からのりんご一箱(放置していたら傷んできたのが出たので、なんとか処理せねば)。

で、弟の農園で採れたにんじん。
 

[製品群]
奥側左から:りんご大瓶(600cc)、りんご中瓶(400cc)、夏みかんマーマレード中瓶
手前左から:にんじん小瓶(256cc)、夏みかんマーマレード小瓶

我ながら、大量に作ったものだ。(計算すると、15リットル近い…ここにない、あげちゃったの、食べちゃったやつとかもあるので、今シーズン、ざっと、20リットル近いジャムを作ったことになるようだ・・・)
 
マーマレードが最も手間がかかる。皮むき、薄皮むき、皮の裏の綿取り、皮を刻む、あく抜きのゆでこぼし(3回)、薄皮と綿と種の煮汁作り(ペクチンが入っていて固まる)、あとは、身と皮と、薄皮の煮汁と砂糖を加えて、ひたすら煮込む。とろみが出るまで煮詰め、一鍋一日。
 
高野山の修行僧が胡麻豆腐を作るように、ほとんど修行。
でも、柑橘系の香りを嗅ぎながらの、一日仕事、悪くない。
 
家族に配り、同僚や世話になってる人に配り、フェイスブック友達とは本と交換し・・・、パンやクラッカー、ヨーグルトと食べ、ようやく、普通の量になってきた。
  
[マーマレード寒天]
寒天を煮溶かして、マーマレードをけっこう大目に加え(適当)、固める。クラッシュゼリーのように、スプーンで崩して、甘みが足りなければ、さらにマーマレードをかけ、甘くない炭酸水をかけたもの。
涼しげでいい感じ。 
  
今日は本棚の片付けも。
床の積ん読本がとりあえず棚に収納されたので、一安心。
(ただし、今月は積ん読本を消化しないと、新しい本を買うのをセーブせねば・・・・)
 
 
[しのぶちゃん、緑の黒髪]
GW明けから、本格的に緑に埋もれる、釣り忍のしのぶちゃん。
 
夏だねえ。