夏休み中なので、ちょっとずつご報告していきます。
ルールのおさらい
- 訪れた町で、1店舗、事前に選んだ本屋さんに寄る。
- 同じ系列店はかぶらないようにする。
- その店のオススメ本を1冊買う。(重量の関係で、文庫、新書、コミックスに限定)
予定のコース
- 鶴見:bookport203 鶴見店
- 桜木町:紀伊國屋 横浜みなとみらい店
- 鎌倉:たらば書房
- 藤沢:有隣堂 藤沢店
- 海老名:三省堂 海老名店
- 多摩センター:啓文堂 多摩センター店
- 立川:オリオンパピルス*
- 吉祥寺:BOOKSルーエ*
- 阿佐ヶ谷:書原 阿佐ヶ谷本店*
- 渋谷:SHIBUYA TSUTAYA
旅の模様は、ツイッターで #ツールド本屋さん で実況報告していたので(もしくはtwilogで8/30~31あたりを見てね)、買った本と本屋さんのご紹介など、読後感も合わせてご報告。
自宅を出て、国道15号を快調に南下。晴れていい天気。ちょっと蒸し暑い。
【1店舗目:鶴見:ブックポート203 鶴見店】
店舗サイト:http://www.inoue-kouzai.co.jp/book.html
公式ツイッター:@bookport
国道15号沿い、東京からは、鶴見橋を渡ったすぐのところ。帆船を思わせる白い外装。上記サイトが井上鋼材となっているように、いわゆる異業種参入店舗ではあるが、長く地元に根付いたお店。系列の栗平店にもうかがったことがあるが、敷居が高くない町の本屋さんでありながら、オススメ本がはっきりした、意志を感じるお店。国道15号を巡航する自転車星人には、格好の港。
POPにも工夫があって、コーナー分け、作家別陳列がわかりやすいサイン、オススメやフェアに意志を感じる陳列、POPも版元支給のものと手描きをうまく活用しながら、探しやすさとオススメをうまく伝えている。
本を愛する熱血店長さんとは、以前からツイッターなどで知っており、以前お店にもうかがったことがある、2度目の訪問。
入るとすぐ、オススメ本コーナー。店長一押しの『ジェノサイド』の大量陳列。以前、新聞の書評で、神奈川の書店員さんなどのツイートで人気に火がついたとの紹介があったが、そのしかけ店舗のひとつ。(でも、単行本だし、重量を考えて断念)
【購入した本】
で、熱血店長さんにオススメを聞いてみた。と、案内してくれたのが、「店長の勝手にオススメコーナー」。棚ひとつ分、一冊ずつ熱く語れる本をセレクトしている。
読書傾向についてひとしきりヒアリングしたあと、薦めてくれたのが、『ボーナス・トラック』。
[越谷オサム『ボーナス・トラック』(創元推理文庫)]
幽霊と会社員が・・・というあらすじ紹介は無粋なのでやめておくけど、そうだなあ、森絵都『カラフル』と、藤田和日郎『うしおととら』、映画の『TAXI』みたいなストーリー(わけわからん紹介でもうしわけない)・・・衝撃で重苦しいオープニングから、ちょっと拍子抜けするほどの軽さ、ファンタジックでちょっとだけ手に汗握って、あたたかい読後感、素敵なお話です。
ファンタジーノベル大賞受賞作、で、デビュー作。デビュー作にしてこの構成力、読ませる力。ファンタジーかつミステリーで、ちょっとだけサスペンスな、すこし不思議(Sukoshi Fushigi)な物語。
面白い。
ちなみに、作者、越谷オサムさんは、越谷在住(この作家さんは、また後で登場します→「ツール・ド・本屋さん6」参照)。ペンネームもそこからかな。舞台は地元っぽい感じ(以前、隣町に住んでいたので)。
店長、オススメありがとうございました。
ラムネ、ごちそうさま。ジリジリと暑くなってくる中、懐かしい甘さが沁みました。
自転車で1時間弱なので、休みの日にはときどき行けるかな。
またお邪魔しますね。
次は、横浜、紀伊國屋書店 横浜みなとみらい店(→続きは「ツール・ド・本屋さん2」参照)
0 件のコメント:
コメントを投稿