ツール・ド・本屋さん4店目は、藤沢。
鎌倉の本屋さんがあまりにも硬派(→前回「ツール・ド・本屋さん3」参照)だったので、ついつい長居、さらに鳩サブレで有名な豊島屋さんでランチ。湘南の浜辺を走る国道134号を急ぎ、江ノ島の手前で北上、藤沢を目指す。
目的の本屋さんは藤沢駅前、ところがなかなか発見できない。で、駅前のビルの中をうろうろしたら見つけた。
【4店舗目:有隣堂 藤沢店】
駅前の古いビルの2階~4階に入っているが、入り口がわかりにくく、なかなか難しい。ちょっと立地的には不利かも。が、店内は平日午後にもかかわらず賑わっていた。やはり神奈川地区では強い有隣堂さん。地元に根付いた本屋さんなんだろうな。
ここは、ツイッターで拾った面白ネタ、出版社擬人化コーナーという目的もあって、興味津々。
出版社さんをそれぞれ特徴を捉えつつ萌えキャラ系のイラストにして、キャラのプロフィールも入っている。ちとイケメンで軽い角川グループ君とか、SF好きでメガネがかわいい早川書房さんとか、小学生キャラだけどみんなに人気の小学館くんとか・・・・。
イラストもかわいいが、出版社さんのとらえ方も面白い。ぜひ、お近くにお寄りの際は2階の特設コーナーをご覧ください。もちろん、それぞれの出版社から、オススメ本を展示販売している。
絵本の読み聞かせ+工作のイベントなど工夫して集客していて、好感の持てるお店。立地の不利は、行きつけのお店になれば解消できる。
【購入した本】
有隣堂藤沢店さんで買ったのは、三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~』(メディアワークス文庫)。大船、北鎌倉が舞台、しかも本にまつわるミステリー、湘南地区にいるウチに買わねばと思っていたのだが、鎌倉のたらば書房さんはあまりにも硬派で、買えず(というか売っていたかどうかわからない)、有隣堂さんでゲット。
[三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』]
表紙の女性が古書店探偵の栞子さん。本好きで、美人。
いわゆるアームチェア・ディテクティブ(安楽椅子探偵)の一種で、持ち込まれる本を頼りに事件を解決していく。自分は必要がない限りあまり古書店には行かないのだが(ハウスダストが苦手なので、どうも鼻がむずむずする)、いわゆる稀覯本好き(ビブリオマニア)という人もいて、初版で、美品で、しかもアンカット(昔は仮製本で小口断裁していない本をペーパーナイフで切りながら読んだ)な本に高値がついたりする世界。はまると奥が深そうだなあ。
マンガでいうと金魚屋古書店の斯波さん(芳崎せいむ『金魚屋古書店』小学館)みたいな栞子さん。だが、本を読むのが苦手という店員、大輔を通して語られるせいか、マニアの深みにはまらず、軽い読後感。いいね。
次は海老名(→次回「ツール・ド・本屋さん5」参照)。このまま北上。
海老名のお店は一度行ったことがあるが、そのときはご挨拶できなかったので、楽しみ。
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