自転車ツーキニストの やがた は、今日も帰宅の途を急いでいた。
通勤路は国道一号。車に混じって、快調に走る。 路肩が広く、スピードの出せる直線では、ダンシング*で速度を上げる。
*サドルから腰を上げ、ハンドル側に体重をシフトさせ、ペダルを踏み込む走法、サドルから立ち上がって、踏み込むに従って左右に車体を振って走る様子が、踊っているように見えることから、ダンシングという。レースのスパート時や、登りのきついところで使う、パワーが必要で、短時間しか使えない。
が、夜は路面が見にくい。
自転車のライトは、車から目立つことが主目的で、明るく路面を照らすものではない。
何か踏んだな、と、路面から違和感が伝わり、破裂音、後輪の空気は一瞬で抜け、振動がダイレクトに伝わる。
バヒュ、ヒュゥ~、ガガガガガ・・・・。
どうやら、ガラスの破片か尖った石を踏んだみたい。
パンクしたタイヤのことを、英語で a flat tire というけど、まさに、真っ平ら。
[a flat tire]
後輪のパンクは、面倒なんだよね。
(世界一速いお買物自転車は、26インチ用のフレームに、より速く走るために700cのレース用ホイールを付けているので、後輪はリア・ディレイラーを外さないと抜けないのだ)
家まで1kmほどのところ、押して帰った。
ショックのあまりふて寝。修理は明日だな。
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