2009年10月25日日曜日

パンク修理、そして・・・ニップル回し再び

一昨日のパンク(10/22の記事参照)、帰りが遅かったので、タイヤの在庫はあったのだが、いままで修理できず。

週末お休みなので、パンク修理をはじめた。
案外、遠い道のりだったのだ。

(1) 後輪を外す
まずは、愛車から後輪を外してきた*。

*一昨日の報告のように、外すのがまた、一苦労。リア・ディレイラー(後ろの変速機)を外し、チェーンをよけて、なんとか車輪を抜き取る。
 
(2) タイヤをリムからはがす
玄関先に新聞を敷いて、タイヤを外す。
これまた、リムセメントという糊で貼り付いているのをはがすのが大変。
 
はがしたタイヤをよく見たら、相当すり減っていた。もう、寿命だったのね・・・・お疲れ様。
やがた は、だいたい3,000kmで交換、というより、だいたい3,000kmも走った頃に、タイヤがへたってきてパンク、で、交換というパターンが多い。
 
(3) 振れ取り台に乗せて、リムセメントを塗るつもりが・・・・
リムセメントを再度塗るのに、べたつくのが嫌なので、振れ取り台にセット・・・・
これで、リムセメントを塗っても、床面に着かない。
 
 
[振れ取り台(ホイール・バランサーともいう)]
 
(4) 振れ取りをしてみる
で、せっかくのチャンスなので、振れ取りをするか・・・と、思い立った。
 
基本はこんな感じ・・・・
振れ取り台にセットしたホイールを、ゆっくり回しながら、左右のねじを少しずつ締めて間隔を狭めていく。
 

[左右調整中(下のT字型のプレートは、上下の調整用)]

ねじの先端に当たる、カラカラという感触があったら、一番出っ張っているあたりの手前側のスポークを弛め、反対側のスポークを張る。 この、スポークを弛めたり、張ったりするのに使うのがニップル回しという工具(10/17の記事参照)です。
 

[ここで登場するニップル回し]
 

左右の調整をすると、上下の狂いが出るので、上下を調整。こちらはふくらんだところで、スポークの張りを強く、へこんだところを弱く。 上下の調整には、左右均等に締めないと、こんどは左右が狂う。
これの繰り返し。
スポークの張りの強さも、手でたわませながら、感覚で、全体が均一に、しかも、きつすぎないあたりに調整。(あまり硬いホイールは好きじゃない。硬いリムに少しやわらかめのスポーク組が好み)
 
最終的には、左右のねじの頭がリムに密着するくらいまで、精度を高めていく。
この精度が高いと、走行時のふらつきやがたつきがないだけでなく、ブレーキ・シューを密着させられるので、ブレーキの遊びを減らし、ブレーキをかけたときのがたつきも減らせる。
 
振れ取りがうまくいくと、達成感がある。この限りなく真円に近いホイール、美しいぜ。
 
(5) リムセメントを塗る
で、ようやく、タイヤ貼りへ。
まずは、リムセメント(糊)を塗る。


[リムにリムセメント(糊というよりも、粘着剤です)]

(6) 今度こそ、タイヤの貼り付け
少し乾いたところで、タイヤを貼り付ける。
新品のタイヤは、硬いので、リムに乗せるのが一苦労。特に、リムセメントがかならずや床や、手のひらや、タイヤのサイドを汚す。新品のタイヤのサイドに、べったりリムセメントがつくと、ちょっとブルー(こすれば取れるんだけどね)。
 
で、完成。
 

[再度振れ取り台に乗せて、まわしながらタイヤがまっすぐに貼れているかをチェック]
 

リムセメントが乾くまで、数時間乗れないので、今日は寝るよ・・・(というか雨だし)
 
(7) 本体への取り付け
は、本体に取り付けないと・・・・。
 
チェーンを引っかけて、そろそろと車軸を固定、リア・ディレイラーを取り付けて、調整。
いまいち動きが悪いな・・・と、チェーンやフリーの清掃をはじめて、結局手は油まみれ・・・・。

(エピローグ) 手を洗う・・・・ 
機械油と金属の微粉末の混ざった真っ黒なオイルは、爪の間などに入って、相当頑固に取れない。
石けんで洗いながら、ブラシで痛くなるほどこすっても取れない。

ところが、風呂に入って、シャンプーをすると、これが、いいんだな。
風呂でふやかして、髪の毛で細かいところまで汚れが落ちます。
 
自転車オイル限定、頭髪ブラシによる手洗い。
皆様もお試しください。
 
・・・せっかく直ったのに、しかも、ホイールほぼ真円だし、チェーンも変速機もぴかぴかなのに、天気予報、明日も雨なんだよね・・・
 
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