2009年12月31日木曜日

カブのポタージュ・・・題詠としてのレシピ

カブか、ネギか、ホウレンソウを使ったレシピというお題をいただいた。
 
お題があって料理を作るってのは、俳句の題詠*みたいで、ちょっと新鮮。YUKIKOさん、ありがとう。
 
* 題詠:元々は和歌の言葉、俳句でも今の季節なら「年用意」とか「大晦日」などの季語や、「地球儀」や「鮫」や「甘納豆」などのモノ、「当季雑詠」(今の季節で詠む)とか「嘱目」(目にしたもので詠む)・・・この辺は厳密には題詠とは言えないかな・・・などの詠み方など題(ルール)を決めて詠む方法。
 
ちょうど、カブもネギもある。(ホウレンソウもあったのだが、三題噺のように、3つとも使うレシピが思い浮かばなかったのだ)
  
で、作ってみた。創作レシピというには、ちょっと、COOKPADか何かで検索したニンジンのポタージュを参考にしているのですが・・・。
 

[葱と蕪・・・何となく漢字だと雰囲気が出る]
弟の農園の産、昨日届いたばかり。
 
ネギは1/2本ほどを小口切り、カブは3個、厚めに皮をむいてクシ切り。
オリーブオイルでネギを炒め、しなっとするまで弱火。
 

[ネギを炒め中・・・もうちょいかな]
 
カブを加えて、ひたひた程度に水を入れ、煮る。
味付けは、塩こしょう、コンソメキューブ2つ。
 

[このくらい透明感が出たら大丈夫]
 
カブだと、10分も煮ると柔らかくなる。ニンジンより楽。
皮を厚めにむくと、あまりアクも出ない。
 

[おたまで簡単につぶれます]
 
で、熱々の煮汁にバターをひとかけら。
適当に溶けたら、牛乳を2カップ。
とろみ付けに、ご飯大さじ1、もしくは、パン一切れ・・・・なかったので・・・・餅は変だしな・・・・うーん・・・・、クラッカー2~3枚。
 

[ハンドミキサーで撹拌]
(便利です→こちらの記事参照
 
ちょっと煮立たせて、再度アクを取る*と、仕上がりがまろやか。
 
* ハンドミキサーで泡立っているため、スープの中は微細な泡で満たされています。で、加熱すると、その泡が上昇し、上面に集まります。この過程で、スープの中の不溶性の成分(アクですな)が、泡とともに上昇し、表面で泡がはじけることで、凝集します**。

** この原理は、浮遊選鉱といって、鉱山で効率よく鉱石を収集するテクニックとして使われておりました(→さすがはWikipedia「浮遊選鉱」載ってました)。ちなみに、Wikipediaにも載っていないトリビアネタですが・・・、俳人、山口青邨先生(ホトトギス同人。高雅という言葉が似合う、本当に骨太な、それでいてクリアな句を作る方でした。さらにどうでもいいトリビアですが、やがた は、かつて少しだけ俳句をたしなみ、青邨先生の孫弟子 --- 落ちこぼれの不肖の弟子ですが --- に当たります)は、本職は鉱山学の教授で、専門はその浮遊選鉱だったとか(不肖の孫弟子として、大先生の研究成果を、ちょっとだけ日常生活で活用)。
 
味見して、塩こしょうで味を調える・・・・のだが、ちょっと塩味がきつかったか・・・・コンソメの塩味に注意・・・・。ニンジンのポタージュも、塩味きつすぎたんだよな。
ちゃんと計量しないので、体で覚えるまでは、同じ失敗をけっこう繰り返す。
 

[こしょうを粗挽きで・・・塩はもう充分]
 
最後に、クラッカーを散らして、乾燥バジルか、パセリをお好みで。
 

[できあがり]
  
まあまあおいしくできました。
 
ホウレンソウも入れて、3品使ったレシピ・・・・ちょっと塩味がきつかったので、ゆでたホウレンソウにかけて、洋風おひたし・・・・うーん、いまいちかな・・・・と思ってるウチに完食。
 
お題があって料理を作るってのが、初めての経験だったのですが、まあまあ満足。
(といっても、ニンジンポタージュを、以前作っていたので、その応用ですが)
 
★今日の練習:完全休養。このまま三が日も休むと、相当体がなまるね。でも、自転車様もないし、マシントレーニングは嫌いなのだ。
 
☆今日のお茶:アッサム。アップルパイを添えて。今日はけっこう手作りして、なんとなく満足。あとは年越しうどん(乾麺ですが)ですな。
 
皆様にとって、新しい年が、よい年でありますように。
 
にほんブログ村 グルメブログ お茶・紅茶へ
にほんブログ村
お茶ブログ
クリックお願いします

0 件のコメント:

コメントを投稿