「よどみに浮かぶうたかたは*・・・」**。常ならぬ世のたとえとして、語られる。
* うたかた:水の泡のこと。
** 鴨長明の随筆「方丈記」冒頭部分より。1丈四方の小屋に住み、世の無常を書き綴った、中世随想文学の代表作。
花も散り、ゆく春を惜しむ季節。
ふと、水面に目を向けると、散った花びらが渦を描いている。
埋め立て地にある運河、時に水鳥が浮かんでいるものの、普段はよどんで、流れがあるようには見えないが、静かに、ゆったりと流れているんですね。
流れをさえぎるように物体を置くと、その後方に渦ができる。
自転車で走るときに空気抵抗が生じるのも、体の後方にできた渦が、減圧状態を作り、後方に引っ張られるから(逆に、車列を作って走ると、先頭は空気抵抗が強いものの、2番手以降は、この渦に引っ張られることで楽に走れます)。
この渦を、発見者の名前を取って、カルマン渦と呼ぶらしい(→Wikipedia「カルマン渦」参照)。
[花びらによるカルマン渦]
潮位の変化によって生じる流れが、水面にゆったりとした図形を描く。月と地球の運動と重力が作り出す造形。なかなかおもしろい(ガリレオ by 福山雅治風に)。
今日のお茶も、春の若々しいエネルギーを感じるお茶。水色*が黄金色のためか、黄金桂という名のお茶。
* 水色:「みずいろ」、じゃなくて、「すいしょく」と読みます。お茶などの抽出した時の色。
[黄金桂]
この春の新茶とのこと。
これも先日、異動のプレゼントとして、いただきました。
ありがたく、おいしくいただきました。
★今日の練習:耳鼻科*に通院の帰り、ちょっと迷子になって都内をうろうろ。千鳥ヶ淵の桜舞い散る中を、お買物自転車でのんびり走ってきました。往復30kmくらい。夕方ちょっとは走らないと(ラン)・・・・。
・・・・結局、半端な時間に晩ご飯を食べてしまい、DNS( = Did Not Start ≠ Domain Name Server、もちろん、Dai Nippon Screenではありません、念のため)。
* 花粉症と思われた鼻炎の症状、血液検査の結果、杉花粉もあるものの、メインはハウスダストらしい。もともと、引越とか、大掃除とか、ホコリの出る場面で、かなりひどいことになっていた。今日は、ホコリを吸わないように気をつけながら、掃除。多少はましになるかな。
☆今日のお茶:銘香園の黄金桂(2010年春茶)。チョコレートと。
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う~ん!カルマン渦 実に面白い(ガリレオ by 福山雅治風)桜の花びらが流れていないと見過ごしてしまいますね。
返信削除iwa*ako*oさま
返信削除コメントありがとうございます。
「なかなかおもしろい」→「実に面白い」ですね。
福山雅治のエセファンであることがばれてしまい
ました(笑)。