2010年5月3日月曜日

手段のためには目的を選ばない(1日目)・・・・旅立ち、そして挫折

結果から言おう、いい旅でした。天気はいいし、結果、そこそこ走れたし。
 
「いったい何しに行ったのか」、という問いには、このレポートの最後に答えることにして、連休ライドのご報告、はじまりはじまり。

 
○参加者
旅行メンバーは、今回の旅行の主催者でさいたま市在住のS役員、S役員の友人で最年長のM山さん、静岡県から参加のA支部長、多摩川や尾根幹をフィールドにしているT氏、で、やがた、の5名。

   
○計画概要
主催者の優先権に基づいて、さいたま集合。見沼代用水沿いの大崎公園に5/1の9時集合。
元々の目的地は伊香保だったが、連休中で宿が取りにくく、麓の渋川駅前のホテルに1泊、見沼ヘルシーロード→利根川サイクリングロードで往復。
以上が、計画の骨子だった。
この時点で、とりあえず、目的地は公式的には渋川。ひそかに伊香保、あわよくば榛名と目的を定めていた。
 
 
○スタート
7時集合で、静岡から参加のA支部長の車に便乗して、さいたまへ向かう。ちなみにA支部長は4時起きとのこと。お疲れ様。
カゴ付きのパリジェンヌ2号、通常の輪行は不可能だが、A支部長のワゴン車には、前輪だけ外せば、2台分、無事におさまった。
 
 
○集合、出発
大崎公園にも駐車場はあるが、2日間放置することを考えて、ちゃんとした駐車場を求めて、浦和美園へ。同じ駐車場で、T氏にも落ち合い、大崎公園に向かう。
 
既に走り出していたS役員とM山さんと、見沼ヘルシーロードで合流し、上流へ。
 
 
○順調に巡航(午前中)
S役員はパワーで走るタイプ。M山さんは初心者(S役員に強引に誘われて昨年始めた)らしく、慎重な走り。天気もいいし、風も穏やか、順調に進む。
 
見沼ヘルシーロードは、さいたま市内とは思えないような田園風景の中を進む。気持ちいい道だが、交差点が多く、けっこうちょこちょこ止まる。
その辺は、地元のS役員、「ここは、交通量が多いから注意」とか、「ここは橋を渡って対岸を行った方が路面がいい」とか、詳しい。おかげで順調に、多少の小休止を交えつつ、利根大堰までたどり着く。
 
 
○昼食 
切りもいいし、時間もいいし(お昼ちょっと前だったけど)、昼飯*。
 
* この後、利根川サイクリングロードに出ると、補給が難しいとの予測もあり、このあたりで食べておこうという判断。
 
利根大堰近くの定食屋で昼食。ここが、誤算の始まりだった。
 
量が多い。
定食680円というのを頼んだが、アジフライ(大)、クリームコロッケ、唐揚げで、キャベツたっぷり、味噌汁と漬け物、ご飯はもちろん、どんぶり(大)。
ふだん、ご飯を茶わんに一杯しか食べない やがた、これは多い。
A支部長の頼んだカツ丼、片手では持ち上がらない大きなどんぶり、山盛り。
 
・・・・常連らしい地元のお客さん、店員さん、皆、不思議と大きな(横幅が)人ばかり。これは、大きな人でも大満足なお店なのか、それとも、この店に通った結果、大きくなってしまったのか・・・・その因果関係について、謎は深まるばかりでした・・・・。
 
で、全員腹いっぱい。
 
腹がいっぱいになると、いまいちだらだらしてしまう。
長めの昼食休憩となって、13時頃スタート。
 
 
○巡航速度、上がらず(午後)
利根川サイクリングロードを上流へ。本来、信号も車もなく、天気もいい。若干の向かい風も、本来は気持ちいいはず。が、速度は上がらない。
みんなおなかが重い。どうしても、休憩が増える。
 
しかし、さすがは流域面積日本一の利根川、河川敷は広大。
連休中ということもあってか、グライダー練習場では、次々とグライダーが上がっていく。
ウィンチで引っ張られて、上昇気流に乗ると、ゆったりと宙を滑る。
 
我々は重たい体を引きずりつつ、地べたをゆるゆると進む。
 
深谷市を通過。
河川敷では、大量のネギを生産している。
さすがは名物深谷ネギ。
 
ネギ臭が・・・・。大量のみじん切りをして、換気扇を回し忘れたような空気の中を進む。
 
高崎を過ぎると、利根川の流れが速くなり、道は緩やかに上っていく。
途中、高校のグラウンドの野球の練習試合を眺めたり、乗馬クラブの馬を眺めたりしながらも、5km走っては休み、10km走っては休み・・・・。
 
普段から不摂生の夜型生活をしていることもあって、みんな眠い。
休息でベンチに横になると、ちょっとうとうとしたりして・・・・。
 
 
○到着、そして
で、渋川に着くころは、すっかり日が傾いていた。
 
皆さん、ホテルにチェックインするとのことなので、一人、伊香保を目指すことにした。
 
利根川から、伊香保の中心街までは、7~8km。
渋川まで来て温泉にも行かずというのは悔しいので、せめて伊香保温泉街まで行って、足湯に浸かって戻る計画。
 
榛名山は富士山型の円錐形の火山。麓はなだらかに、ずーっと10%弱の登り。
登りに弱いパリジェンヌ2号だが、せめて温泉、なんとか温泉という目標のもと、登る。
ギア比は最初からMax-Lowの42:21。これではシングルスピードと変わらんなと思いつつ、登る。
 
ところが、渋川は榛名山の東麓。太陽は榛名山に沈む。日暮れが早い。
18時を過ぎる頃には、かなり真っ暗になってきた。
で、麓から6km地点、旧伊香保町の看板を過ぎ、伊香保グリーン牧場までたどり着く。

営業時間は~17時。とっくに営業を終了していた。この後、伊香保まで行っても、営業している施設(もちろん、旅館はやっているけど、足湯だけとかいうと、逆に難しい)があるだろうか。あとどれくらいで伊香保の中心街*までたどり着くんだろう・・・・。
 
* ホテル備え付けのPCで確認したところ、あと2kmほどで温泉街だったみたい。ちょっと残念。
 
路面もよくないので暗くなると下りがやや不安なのもあり、ここで、リタイア。
 
渋川のホテルに戻って、1日目終了。
 
 
○1日目(5/1)のまとめ
走行距離:133km。
平均巡航速度:20km以下、かな?
 
初日の敢闘賞は、自宅=足立区→出発地点=さいたま市も自走したM山さん。慣れないロングライド中もベストなライディングフォームを試しながら、地道に走りきりました。
 
目的地の渋川にはもちろん到着、ところが、目的としていた温泉には入れず。ビジネスホテルのシャワーで済ます。もちろん、温泉どころか、「あわよくば」の榛名には、遠く及ばない。
A支部長から夕食時に、「渋川に行って温泉も入らずでは、『この連休は○○に行ってきました』とは語れないですよね。やがた さん、ブログに何て書くのか楽しみにしていますよ・・・・」と、自虐的な笑い。

悔しいがその通り。
では、翌朝、途中断念した伊香保グリーン牧場を通り越して、早朝から温泉を目指すのか、S役員とM山さんは、「石川遼くんのゴルフが見たいから、遅くとも8時には出発して早く帰る」とのこと。
 
うーん、どうしようと悩みながら、1日目の夜は早々に寝た。
 
(→つづきは次回「2日目午前・・・・迷走」
 
 
★本日の練習(5/3):近所を散歩。ちょっと筋肉痛。
 
☆本日のお茶:アッサム、チーズワッフル(冷凍食品だけど、まあまあおいしかった)と。

2 件のコメント:

  1. 大崎公園w
    近いです。僕のうちからすぐ近くですw

    見沼ヘルシーロードは上流に向かう途中、狭かったり住宅街の中を迷走したり、走りづらくはありませんでしたか?

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  2. むら様

    見沼ヘルシーロード、確かに多少わかりにくいですが、
    今回、普段からホームグラウンドにしているS役員の
    完璧な道案内により、まったく問題なく走れました。

    ゆったりとした田園風景が広がり、のんびり走るには、
    本当にいいところです。(スピード出せないですけど)

    普段の練習路が国道1号や15号、品川埠頭の やがた
    には、うらやましい限りです。

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