2010年1月14日木曜日

初氷・・・さざ波も停止した水面

今朝は寒かったですね・・・自転車通勤で皇居脇を抜けるのですが、信号待ちで堀の方を見ると、何かが変。
 
普段なら、北風にさざ波が立って水面に映る光がきらきらと動くのですが、何か時が止まったような異様な感覚。・・・・気がつけば、一面氷が張っていました。
 
皇居の北東の隅、内堀通り、三の丸付近。あの堀のちょうど向こう側にある、三の丸尚蔵館には、若冲*のコレクションがあるのだ。
水面にダイブする水鳥、活き活きとつやつやとした羽毛、揺らぐ水面、しかし、その絵は動的な世界の一瞬を切り取り、静止している。リアルだけど、決して見ることのできない世界。
 
* 若冲(じゃくちゅう):江戸時代の画家。リアルな描写と、洒脱な世界観、多様な描法、すべてが他を圧倒してすばらしい。京都の老舗の八百屋の楽隠居で、絵を始めたという経歴が、過去の技法にとらわれない、本当の描写を獲得した秘密なのでは。大好きな作品は「野菜涅槃」。

自転車通勤で信号待ちの数十秒、ちょっとした季節の変化が、若冲によって異世界の扉を開いた感覚。走り出したら、すぐに街の喧噪が戻ってくるのですが。
 
寒さもまたよし、ですね。路面さえ凍らなければ、ね。

★今日の練習:32km。通勤。さむいっす。
 
☆今日のお茶:会社では碧螺春。家ではお茶いれる暇なく、ペプシネックスとあんパン。
 
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