* →「フレンド商会・・・△△年にして初めてのメンテナンス」の記事参照。
交換後のタンゲのヘッドパーツについては、後日書くとして、元々のパーツについて、△△年働いたので、ねぎらいを込めて、ちょっと記事にしてみる。
で、これが、ヘッドパーツ。
左がヘッドチューブの上に、右が下部にはまっていて、ハンドル+フロントフォークとヘッドチューブ(つまりはフレーム本体)を、ハンドルの回転を保証しながら支えるパーツ。
パリジェンヌ2号のオリジナルは、このヘッドパーツのセットの中で、妙に上に長い上端のナット(スギノのハイコラムナット*)を除いた、残りのパーツ。元々は輪行仕様の自転車だったため、ヘッドナットのゆるみ止めが工具を使わずに外せる特殊なタイプのヘッドパーツでした**。
* ハイコラムナットは、後述するようにベアリングの玉受けワンに凹凸が生じて、ハンドルにきしみが出たこともあって、補助的にハンドル部分を強化するために(よくよく考えると、ベアリングの不安ということではあんまり役に立ってないみたい)、数年前に導入された、パリジェンヌ2号としては、比較的新しいパーツ。一番上のナットだけ、妙にサイバーなデザインなので、セットが統一感がなかった。
** ゆるみ止めワッシャと、上部ヘッドパーツの上ワンの間の、波形の接合部が、その機能を物語る。要は、トップの固定ナットを軽くねじ込んでおけば、波形のゆるみ止め機能によって、ヘッドパーツがゆるんでこないという優れもの。皮肉なことに、カゴ付きかつ、オーバーサイズのホイールを導入したことから、ほとんど輪行が不可能になったパリジェンヌ2号。この機能は一度も使われたことがない。また、上記、ハイコラムナットに換えてからは、雨水浸入防止のOリングによって、ねじ込みがきついため、手で回すことはできない。まあ、グリスアップが多少楽なくらいだったかな。ちなみに、かつては、工具不要で分割取り外し可能な泥よけも装着されていた。
[中にはこのようにベアリング*が]
* ベアリングのボールをつなげて、均等に配置しているリング状のパーツをリテーナーといいます。
ヘッドパーツは、ハブ(車輪の軸受け)やBB(ペダル+クランク部分の軸受け)と違って、直進している時はほとんど動かない。ベアリングが均等に並んでいることもあって、同じところに、強い力を受ける。しかも、フロントフォークにかかった荷重が、てこの原理で、増幅されて、ヘッドパーツにかかってくる。
マメにグリスアップして、清掃していても、どうしても、砂や金属粉が侵入し、ごりごりとベアリングとの間で摩擦がかかる。
リテーナーを外して、付いていたグリスをぬぐってみると・・・。
リテーナーのボールの間隔に、均等に凹みが・・・。
一度凹みがでると、ボールがそこで固定され、さらに一ヶ所に力がかかる。また、摩耗で減ってくるために、ハンドルにガタがくるため、グリスアップしたときに締め直すことで、さらに力がかかる。悪循環で同じところばかりが摩耗する・・・・長い間、おつかれさま。
★今日の練習:どうしようかな(珍しく朝書いているので)・・・、まずは、サドルとハンドルのポジション出しをしながら、近所を走るか。
☆今日のお茶:これまたどうしようか。まずは焙じ茶かな。
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