東京マラソン、冷たい雨やみぞれの中、ランナーの皆さん、お疲れ様でした。
3万人を超える人が参加。ボランティアや大会役員、警備の警察官、スポンサー、取材の人々から都知事に至るまで、多くの人が参加する巨大なお祭り。お祭りとしては、それはもう、大成功のイベント。
都庁スタートで、東京の名所を回って、有明にゴール。
都知事がスタートの号砲で、最後、都知事がメダルを掛ける。
確かに、参加者は、大イベントに参加して、一生懸命練習して、すばらしいイベントだったかもしれないけど、多少のひっかかりもある。
チリの地震の影響で、東京湾岸にも津波警報が出て、津波到達予想時刻が、参加者のゴールにかぶる。海沿いに住んでいる やがた の家の辺りでも、マンションの入り口や駐車場には防潮板を設置し、区の防災無線では、「湾岸地域では運河や川に近づかないように」と、頻繁に放送、テレビも画面に津波警報の警告を出しっぱなし・・・・。そして、数万人の人の群れが、海へ、海へ。
本来、地域の防災対策トップであるべき都知事が、津波が来ているかも知れない湾岸地域に、優勝者を晴れがましく迎えて、うれしそう。
確かに、中止する影響は大きい。抽選でようやく当たった3万人の参加者からすると、納得できないかもしれない。都知事も、警察も、スポンサーも、テレビも、タレントも・・・。引っ込みがつかないのは、わかる。会社という組織にいると、担当者として、大きすぎて止められないのもわかる。だからこそ、トップが決断しなければならないのではないか。浮かれている場合ではない。
結果、東京湾での潮位変化はわずか、結果オーライだったけど。
50年前のチリ地震の津波被害者の貴重な教訓を引き継ぐために、今回のハイチやチリの犠牲者に思いを寄せるためにも、お祭りに浮かれて、生命と安全という最優先を見失っていないだろうか。
自分も、趣味でも、仕事でも*、常に中止する勇気、引き返す勇気を持ちたい。
* ま、石原君ほど、偉くないので、さほど大きな決断を迫られることもないのだけど。
★今日の練習:夕方、近所まで買い物ライド。10km。
☆今日のお茶:玄米茶にようかん。
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