2010年3月7日日曜日

バイオリンといえば・・・・ちとハチャメチャな冒険

昨日、バイオリンを聞きに行った影響で、ホームズを読み返してみた。
ホームズといえば、バイオリン。ストラディバリウスとアマティの違いについて語ったシーンもある。
 

[光文社文庫*「シャーロック・ホームズの冒険」]
* シャーロッキアンでもある日暮雅通氏の訳が心地よい。手軽に読める版としては、お勧め度高し。
 
3月12日から、シャーロック・ホームズの映画が公開されるとのことで、CMやタイアップ番組も多い。今までのホームズ像をひっくり返す、ハチャメチャなキャラクター設定で、賛否両論だが、主演のロバート・ダウニー・Jr.のインタビューだったか、「ホームズ像を突き詰めたらこうなった」とのこと。
 
たしかに、室内で射撃練習はするし、麻薬からタバコ、室内での有毒な化学実験まで、あらゆる悪癖を持った史上最悪の下宿人。
ホームズ像をどう描いているか、新作映画、ちょっと楽しみです。
 
やがた 的には、以前、NHKで放映していた、イギリス・グラナダTVのシリーズが、映像化されたホームズの理想像。41作にして、主演のジェレミー・ブレットが亡くなって、もはや続編が作られない(映像化されていない作品がある)のがとても残念。
 
今度の映画は、オリジナルストーリーのようなので、正典*を描いたグラナダTVとは違って、お金をかけたパスティーシュ**として、楽しもうと思います。
 
* ホームズ作品の熱烈なファンであるシャーロッキアンは、ホームズ作品においてコナン・ドイルが発表した60篇を「聖典」もしくは「正典」(The Canon)と呼び、コナン・ドイルの他の作品、解説本、模倣作、パロディ、その他のすべての書籍と区別している。Canonといっても、日本の光学機器メーカーのキヤノンとは違います。キヤノンは、元々は、観音(カンノン) → Kwanon → Canon と変化してつけられた商標。ただし、Canonのロゴを選択した際に、聖典とか規範とかいう原義を参照したというから、あながち関係なくはないみたいですね(→Canonのサイト「ロゴの由来」参照)。
 
** パスティーシュ:作風を模倣して作られた、パロディ作品。原作への深い愛情がなければならない。ホームズ作品では、多くのパスティーシュが作られている。映画では、スピルバーグの「ヤング・シャーロック・ホームズ」(個人的にはイマイチ)ってのも、パスティーシュの一つかな。
 
★今日の練習:ステッパー30分。ランニングマシン4km。同じ場所で走っているのは疲れます。
 
☆今日のお茶:ヌワラ。マクビティのダイジェスティブ・ビスケット。
 

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