2009年11月8日日曜日

世界一速いお買物自転車「パリジェンヌ2号」公開(3) - ロード機能 - メカ編

パリジェンヌ2号シリーズ 第三弾(→第二弾はこちら)です。
今日のところは、変速と駆動系をご紹介。 
 
【フリーとチェーン】
まずは、パワーの源泉、フリーとチェーンから行きましょう。
 
フリーは、今はなき前田工業のサンツアー(現在、台湾でSR Suntourとして形を変えて存続)のWinner Pro。今では珍しくなったボスフリー*です。7段変速で、歯数は13-21。登坂などには、もうちょっと大きい歯数のものが欲しいところですが、交換用にキープしてある新品も、同じ13-21です。平地をばりばり走るには、いい組み合わせ。
 
* ボスフリーは、ラチェット機構によって、片方向にのみ回転するパーツと、複数の歯車を組み合わせたもの。最近、シングルスピード(歯車が1枚だけ)の自転車が人気があり、シングルスピードのフリーってのもあるが、競輪選手は、ラチェット機構のない、固定ギアを使っている。快適な走行と変速のためには、フリーは必須。最近のハブにはフリー機構が内蔵されており、ばらばらの歯車を組み込むカセットタイプのフリーが主流。そろそろ、これも、入手の難しい部品になりつつある。
 
なお、パリジェンヌ2号誕生の頃は、変速は5段、6段がまだ多く、5段用の幅に6段用のフリーを入れるために、歯やチェーンが薄いものが登場した。5段用に6段を「ウルトラ6」、6段用に7段を「ウルトラ7」と呼んだ。パリジェンヌ2号は、いわば「ウルトラ7」*である。
 
* といっても、走行中に歯が取れて飛んでいく、なんてことはないので、念のため・・・・(寒っ・・・というか、このオヤジギャグで年齢がわかるよね)。

チェーンはサンツアーの純正品は既に新品が入手できなくなっており、しかも消耗品なので、交換が必要。で、シマノのHG*。
 
* Hyper Grindの略かなぁ。チェーンをつなぐ駒の形状が、ギアやチェーンリングの歯先の形状とあいまって、トルクがかかった状態でも変速性能が落ちないとのふれ込みだった。当然、サンツアーのフリーとは必ずしも相性がよくない。
  

[ボスフリー(サンツアー Winner Pro)と、チェーン(シマノ HG)]

【リア・ディレーラー】
リア・ディレーラーは、サンツアーの最高峰、Superbe Pro。ばりばりのロード用変速機です。
 
コンパクトで柔らかい曲線、可動部のなめらかさ、まさに逸品です。
いわゆるインデックス・チェンジ*でないため、パリジェンヌ2号のように、自由にパーツを組み合わせて作った自作機には最適。
 
*インデックス・チェンジ:シマノが始めた効率的な変速のための機構。7段なら7段、10段なら10段用(当時は10段なんてないですが)に、適正な位置にチェーンラインが止まるように、シフトレバーから変速機まですべて専用化するという思想で作られたもの。適正位置にバヒュッと止まるため、何のスキルも要らずに、レバーを動かせば変速できる。欠点として、すべてシマノの同一ラインのコンポで組まないと、最高性能が発揮できない。サンツアーは変速機は自社だけど、チェーンリングはスギノ、ブレーキは吉貝と、選択肢を残したために、シマノに大きな差をつけられてしまった・・・・(涙・涙・・・パーツに選択の自由を、再び!)。


[リア・ディレーラー(サンツアー Superbe Pro)]

【クランクとチェーンリング】
クランクは、国産の定番(当時は・・・)スギノ PX。チェーンリングはTA(フランス製)。

クランク長は165mm。ロードでは170mmの方が一般的ですが、ここは、足の長さ、ですね。
チェーンリングは、インナーが42、アウターが50という組み合わせ。何でこんなに差がないかというと、もともと、フロントディレーラーはついておらず、アウターは汚れ防止のチェーンガイド的な使い方だったため。使うつもりなら52-42くらいの組み合わせの方が使い勝手がよかったのですが。
 
また、山にいくなら、スモールクランク(2段でも32とかもあるんですよね)という選択もありますが、あくまでもロードなので。登り坂でも42:21で、ダンシングしながら無理矢理登るぜ・・・。


[クランク(スギノ PX)とチェーンリング(TA)]
もうロゴはこすれてしまってほとんど見えません。

【フロント・ディレーラー】
フロント・ディレーラーは、上記のように元々はなかったので後付けです。

後付けした時に、既にサンツアーが入手困難で、シマノの105を選択。
最近は、すっかり定番パーツになってしまったのですが、当時は、しょうがないから105かな・・・だったのですが。まあ、105はコストパフォーマンスのいいコンポであることには違いないですが。


[フロント・ディレーラー(シマノ 105)]

貧乏人の味方、シマノ105!、このコストパフォーマンスはすばらしい。
 
【シフトレバー】
シフトレバーは、サンツアー・ブランドとしては珍しい*MTB用コンポから、XC-PRO。
 
* MTBが日本で流行し始めた頃、サンツアーは残念ながら下り坂にあったため、MTB用コンポの印象は薄い。
 

[シフトレバー(サンツアー XC PRO)]
シマノのインデックス・チェンジに対抗した、7段のAccushiftという機構が組み込まれていますが、組み合わせが制限されるため、フリクション(クリック感のないもの)に設定しています。
 
ハンドルバー、ブレーキレバーとのセッティングは、走りながら親指シフトが可能なように調整。
 

[ハンドルバー、ブレーキレバー、シフトレバーのセッティング]
 
もともとは、ダブルレバー台座の位置にシングルシフトのレバーを取り付けていたのを、高速走行時の変速のため、ダブルレバー台座にワイヤー受けを取り付け、ハンドルシフトに変更しています。
すべては世界一速い走り(当社比???)のため・・・。
 

[ダブルレバー台座のアウターワイヤー受け]
こういう小物は、シマノでもしょうがないかな(あくまでもアンチシマノだと、生きていけないのでね・・・笑)。センタープルブレーキのチドリも、そういえばシマノ製。
 
これで、ほぼ、メインのパーツをご紹介しました。あとは、シートピラーとか、ハンドルポストとか、ペダルとか・・・そうそう、鍵とかもね・・・その他のパーツ編、もう一回やりますので、気長にご期待を。
 
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